これは、BOSSコンパクト・シリーズの4番目のモデルであり、
ギターエフェクター市場において革新的な製品として登場しました。
それまで主流だったファズペダルやオーバードライブペダルとは異なり、
DS-1は本格的なディストーションサウンドを提供する初のペダルとして注目を集めました。

DS-1の歴史と特徴
歴史
- 1978年にBOSS初のディストーションペダルとして登場。
- 世界中のギタリストに採用され、150万台以上販売。
- BOSSコンパクトシリーズの代表的モデルとしての地位。
技術的特徴
- トランジスタとオペアンプを使用した革新的な回路設計。
- DIST、TONE、LEVELの3つのシンプルなつまみで多彩な音作りが可能。
- タイトでアグレッシブなハイゲインサウンド。
特徴的なサウンド
エッジの効いた粗いディストーション: ギターの存在感を際立たせる、シャープで鋭いトーン。
タイトで豊かな倍音: 高音域の明瞭さと中低音の締まりを兼ね備えたサウンド。
シンプルな操作性
| コントロール名 | 機能 | 詳細 |
|---|---|---|
| DIST(ディストーション) | マイルドな歪みからアグレッシブなディストーションまで対応 | ギターの歪み具合を調整し、クリーンなブーストから激しいディストーションまで作り出す。 |
| TONE(トーン) | 高音域と低音域の調整 | 高音域を強調したシャープなサウンドや、低音域を強調した太いサウンドなど、多彩な音作りを可能にする。 |
| LEVEL(音量) | アンプや他のエフェクターとのバランスを取る | 全体の出力音量を調整し、他の機材やバンドのミックスに適応させる。 |
価格
BOSS DS-1が1978年に発売された当時の価格は、日本国内で 6,000円(税別) でした。この価格は当時のエフェクター市場においても比較的手頃なもので、多くのギタリストにとって購入しやすい設定でした。
1978年当時の価値を考慮した価格
現在の物価や為替レートを考慮すると、1978年の6,000円は現在の日本円にして 約20,000~25,000円 程度の価値に相当すると推定されます
発売当初から手頃な価格で提供され、多くのギタリストにとって手に入れやすい選択肢となりました。その汎用性の高さから、初心者からプロフェッショナルまで幅広い層に愛用されています。
各時代の特別なアイテム
1. 1998年: 600万台突破記念ゴールドモデル

- 背景:
BOSSコンパクト・シリーズの累計販売台数が600万台を突破したことを記念して限定発売されたモデル。 - 特徴:
- ゴールドカラーの外装。
- 高級感のあるデザインが際立つ。
- 音質や機能は通常モデルと同一。
- 希少性:
世界的に限定生産され、現在では非常に入手困難なコレクターズアイテム。
2. 2018年: 40周年記念モデル「DS-1-4A」

- 背景:
DS-1の発売40周年を祝してリリースされた限定モデル。 - 特徴:
- ブラックのボディにゴールドのロゴとノブキャップ。
- 銀ネジがアクセントとなる特別仕様。
- 40周年記念ロゴ入りのボックス付き。
- パッケージ:
特製ボックスに収められ、記念品としての価値が高い。 - 詳細:
サウンドハウスなどの楽器店で取り扱いがあり、現在は中古市場で取引されています。
3. 2024年: 限定生産カラーモデル「DS-1-WH」

- 背景:
2024年、特別仕様のカラーモデルとして「DS-1-WH」が発売。 - 特徴:
- 上品なパールホワイトの外装。
- 細かなラメが全体に施されており、角度によってキラキラと輝くデザイン。
- 音質や機能は通常モデルと同一。
- 用途:
ステージ上やコレクションとしても映えるデザイン。 - 詳細:
サウンドハウスで購入可能。以下で詳細確認可能:
サウンドハウス: DS-1-WH
1. BOSS DS-1X

- 2014年に発売されたモデルで、BOSSのMDP(Multi-Dimensional Processing)技術を採用。
- DS-1のサウンドをよりモダンで多彩に進化させたモデル。
- サウンドの特徴:
- 高解像度でクリアなディストーション。
- 高ゲイン環境でもノイズが少なく、全音域でバランスの取れたトーン。
- ソロプレイやリードトーンに最適なサウンド。
- コントロール:
- DIST(ディストーション)、TONE、LEVELの3つのノブで従来と同じ操作感。
- TONEコントロールがより広い範囲での調整を可能に。
- デザイン:
- シルバーカラーのボディに金属製ノブを搭載。
- モダンでスタイリッシュな見た目。
- 用途:
- モダンロックやハードロックなどのジャンルに最適。
2. BOSS DS-1W(WAZAクラフトシリーズ)

- 2023年に発売されたWAZAクラフトシリーズのモデル。
- DS-1のオリジナルサウンドを忠実に再現しつつ、新しいカスタムモードを搭載。
- サウンドの特徴:
- オリジナルモード: 1978年発売の初代DS-1サウンドを再現。
- カスタムモード: より太く、ウォームなサウンドで、現代のギタリストのニーズに対応。
- コントロール:
- DIST、TONE、LEVELの3つのノブで従来と同じ操作感。
- トグルスイッチでオリジナルモードとカスタムモードを切り替え可能。
BOSS DS-1の記念モデルは、各時代の節目を祝う特別なアイテムとしてリリースされてきました。それぞれのモデルは、独自のデザインや限定性が特徴で、コレクターやギタリストにとって特別な存在となっています。
著名ギタリストと DS-1
BOSS DS-1は、ジャンルを超えて多くのギタリストに愛用されてきたディストーション・ペダルです。以下に、著名なギタリストたちとその使用例を紹介します
ジョー・サトリアーニ
- 使用開始:
初期のキャリアからDS-1をトーンメイキングに活用。1999年以降もメインペダルとして使用し続ける。 - 特徴的サウンド:
テクニカルで滑らかなプレイスタイルを支える、タイトでサスティンのあるディストーションサウンド。DS-1を通じてアンプのゲインと組み合わせることで独自のトーンを構築。
カート・コバーン(ニルヴァーナ)
- 特徴:
DS-1を「Bleach」(1989年)のレコーディングで使用。荒々しいグランジサウンドを作り出し、ジャンルの象徴的な音を確立。 - サウンドスタイル:
ローファイで攻撃的な歪みサウンドが特徴。
DS-1の魅力
- 汎用性の高さ:
シンプルなコントロールながら、多様なサウンドを作れる。 - 価格と信頼性:
手頃な価格と耐久性に優れ、ツアー中でも安心して使用可能。 - ジャンルを問わない対応力:
ロック、ジャズ、グランジなど、どのジャンルにもフィット。
あなたもDS-1で著名ギタリストのセッティングを試して、自分のスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか?
まとめ
BOSS DS-1は、1978年の発売以来、数々のギタリストに愛され続けてきたディストーションペダルです。その歴史的背景や技術的特徴に加え、ジョー・サトリアーニやカート・コバーンといった著名ギタリストたちの使用例が、DS-1の汎用性と魅力を物語っています。
特別な記念モデル(600万台突破記念ゴールドモデル、40周年記念モデルDS-1-4A、限定カラーモデルDS-1-WH)や派生モデル(DS-1X、DS-1W)も登場し、進化を続けています。手頃な価格と耐久性、ジャンルを問わない対応力が魅力のDS-1は、初心者からプロフェッショナルまで幅広い層に支持されています。
DS-1の魅力を存分に楽しむために、歴史やセッティングを参考にして、あなた自身のトーンを見つけてみてください。



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